この想いを君に…
「…えっ?」

キッズコースに向かおうとした祥太郎が。

思わず声を上げた。

祥太郎の視線の先を辿っていくと2人の女性が。

まさか…

「どこかで口説いた人、じゃないでしょうね?」

あたしは疑いの眼差しを祥太郎に向けた。

全く、祥太郎の女性問題を聞くと病みそうになる。

毎回、横に連れて歩いている人が違うとか…

「…あの顔、見覚えない?」

真剣な眼差しで祥太郎はあたしを見つめる。

「え〜、わかんない…」

あたしは祥太郎を上目使いで見つめた。
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