この想いを君に…
17.夏のひととき
「へえ〜、祥太郎がねえ…」

あたしは翌日、光さんに結果報告をする為に病院へ訪れた。

「そんな場所でプロポーズとは…やるなあ」

8耐の結果よりもプロポーズに感心する光さんを見て思わず笑った。

「まあ、でも良かった。
これで野獣騒動ももうなくなるわ」

「野獣…」

そう言われてもあたしにはピン、とこない。

「なんで、祥太郎は野獣とかそんなあだ名が付いてるの?」

あたしの質問に光さんは目を逸らした。

「子供は知らない方がいい事もあるよ」

光さんの人差し指で。

あたしは額を突かれた。
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