この想いを君に…
「お帰りなさいませ…」

明らかに様子のおかしいむっちゃんがメニューを持ってくる。

「むっちゃん、今日は元気ないね?
大丈夫?」

明るい守口君がむっちゃんに聞く。

むっちゃんは頷くだけで何も話さない。

「…睦海、お前、体調良くないんじゃないか?」

祥太郎が聞くと

「…大丈夫」

本当に小さな声でそう言った。



動揺しすぎやで、むっちゃん。

俺もかなり動揺してるけど。
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