この想いを君に…
「で、どうするん?」

光はお客さんのバイクを修理していたけれど、睦海からの電話を受けてから仕事が手につかなくなっていた。

「ん…
俺は言わないつもりだけどね」

総一は唇を噛み締める。

でも。

言わないといけないかもしれない。

睦海の、ちょっとボーッとした性格で。

ま、いっか!なんて思ってくれたら。

ありがたいけど。



総一は更に真由の実家へも電話をかけた。
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