この想いを君に…

other side

「皆さん、本当にご迷惑をおかけして申し訳ございません」

時計の針は午前0時を過ぎた。

総一は頭を下げて、続けた。

「芳弘さん、明日、お仕事ですよね?
少しでも休んでください。
もしウチでよければ今から寝られるように準備しますから」

「ああ、いいから。
俺は悠斗を信じているから一度帰って待つよ」

芳弘はそう言って雅と顔を合わせて頷いた。

「パパ、ママ、ごめんね」

真由も頭を下げると

「真由こそ、ゆっくりと休むんだよ」

芳弘は優しく笑って大切な娘の頭を撫でた。

「また、何かあればすぐに連絡するし、頂戴ね」

雅もそう言って二人は一旦、家に帰っていった。
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