さくらいろ *



「あんたが野田君の事好きな事ぐらい知ってたよ。まぁ亜美は無自覚だったみたいだけど」



私が前から野田君が好きだった?


「うっそだぁー!!」


ケラケラと笑う私


だって私は昨日気づいたんだよ?


「これだからバカは..」

春菜はため息をもらし歩き出した


「どこ行くの?」


春菜に私も付いていく


「教室帰るよー」


え?

話しは終わり?


私がバカだから春菜あきれちゃった?


でも!好きってわかったしこれでいいっか!!


この時は


私達の会話を聞いている人がいるなんて

知るよしもなかった


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