つむぐ、

舟は揺れる


ハンカチが濡れていて、

手には冷たい温度が広がる


食べきれなかったヨーグルトは

猫にあげて、放置しました。


何でもない中の一つが、

手の平の中で唄う。

それらはキラキラ輝きだして

欝陶しく、生命を感じさせた。


「明日は怖くないよ」って、

きみが云ってくれたから、

明日だけは、

生きてもいいよ。

そんな風に考えるわ、


(本の音)
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