つむぐ、

夜中、吐き出しそうになって

はいつくばった

何も映さなかった眼は

多分これから先もこんなんでしょう

じっと堪える事に

違和感を感じ、

体は奮える。

赦さないからって、云っても

誰からも返事は来なく

また炭酸を喉に押しやり

さよならに、馳せた

眼をあけたら

何も変わっていなかった。


(新聞に載せて)
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