二重人格弟に溺愛中


それでも何回も俺を呼ぶ


どうしてそこまでして呼ぶ?


デートしてたのは事実で
俺はこの目でちゃんと見たよ?


だから...その事を口にしていた


紅莉は困った顔して
否定した


それでも俺は責めてしまう

自分でも最低だと思っていても
抑えられないんだ。


紅莉を前にすると
自分の感情に歯止めが効かないんだ







「なんでも圭に話さなくちゃいけない
わけじゃないでしょ!!


あたしだって!!

言えないことあるもん!!


圭には関係ないよ!!!」



「関係ない」
そう言われて


俺は言ってしまったんだ



募りに募った紅莉への想いを


変に飾る余裕なんてなかった


ありのまま。


何にも飾らない俺を見てよ


俺の気持ちに気付いてって...
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