二重人格弟に溺愛中
何事もなかったかのように
俺の前から立ち去っていく先輩
俺は......
紅莉が好きなだけ
その為ならなんとしても守る
だから、俺達の関係は慎重に
いかないと.....
俺はクラス席に戻り、
他の種目に出ているクラスメイトを応援していた
「お疲れさま。」
「武っ」
「頑張った?」
「あったりまえだろ?
次も負けないし!!」
「じゃあ、いいこと教える」
「何?」
「紅莉さん、すっごい応援してた」
「えっ!?本当か!?」
「あぁ。
お前の名前呼んでた」
「今...喜んでいい?」
「駄目だな。
家帰ってから喜べ」
「はいはい....」