先生と私。
「俺も。幸せなろな。」
「うん。」



観覧車から降りる。


「じゃあ帰ろっか。
家まで送るわ。」
「うん。」



しばらくして家に着く。
「家着いたで。」
「えっ…もう?
まだ帰りたくないよ…。」
「うん…。俺もまだ幸穂と一緒にいたい。でもお母さんとか心配しゃあるからもう帰り。」
「うん…。わかった。」
「何すねてるねん。また会えるやろ?」
「うん…。」


私がすねていると先生がさりげなくキスをしてきた。


「今日はすっげぇ楽しかった。
ありがとうな。
また遊ぼうな。」
「うん。今日はありがとう。
私もとても楽しかった。」
「うん。じゃあまたな。」
「うん…またね。」


先生は車に乗り走り去っていった。
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