星の涙
第二章
いつもと同じ昼。

いつもと変わらない太陽と空。

その日も巧は昼寝をしようとあの裏山に来ていた。

昨日見たあの不思議な夢。

戦争のような風景は忘れるに忘れられない。

謎の少女。

浴衣に三つ編み姿。

今思えば巧のタイプだった気もする。

そして宙から降ってきた声。

楽しそうにも淋しそうにも聞こえた。

昼寝もそうだが、巧はあの出来事が気になって仕方がなかった。

「うへぇー……気持ちぃ……」

大きく伸びをし、体を大の字にする。

ここには五月蝿いひよりも、昼寝を邪魔する奴もいない。

クーラーいらずの地球環境にいい場所。

涼しい夏の風が巧の体にぶつかっていく。

気持ちよさに身を任せ、巧はまた夢の中へと入っていった。
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