学校の怪談
外ではまだ部活の人の声が聞こえる。


「類…本当にテケテケとやらは、出んの?」「…出る!保証は無いけどね。」
「俺、腹減ったよ…帰ろうよー絶対出ないからさ!」


ガタッ


「!?」
小声で話始める、類。「来たよ、絶対そうだよ、あの子…」
「下…下半身が無い!ヤバイよ、類…妖怪はムリだよ…」

すると、テケテケは勢いよくこっちを向いた。
【誰か、そこに居るね。誰だ!私の下半身を奪ったやつか!】
その時のテケテケの顔は妖怪そのもの。

「ひぃ!」
「うわー!」
俺と類は勢いよく教室から飛び出た。
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