不良君と私の恋愛物語
そして。

一樹がそっと私の手を握った。

「また見に来ような。」

そう言った一樹は真直ぐ夕日を見ていた。

「…うん。」

また見に来れたらいいなぁ…。

一樹と。

ん…?

一樹と…?

何この感情は…。

恥ずかしくなりうつむいてしまった。

「どうした…?」

「何でもないよっ!」

きっと。

今すごく真っ赤な顔してると思う…。

でも。

夕日で分からないよね…。

神様。

時間を止めて…。





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