不良君と私の恋愛物語
横に冴子がいる。

俺は目が合うと無意識に冴子の手を握った。

これからも一緒にいたい。

またこの夕日を一瞬に見たい。

女なんて今までいっぱい出会って来たし、みてきた。

でも。

冴子みたいに守ってやりたいって思った奴なんかいなかった。

無意識に手を握ったり抱き締めたいって思った事なんかなかった。

冴子は違うんだ。

冴子自身抱え切れない何かを持っている気かまする…。

だから。

俺が支えてやらないといけないんだ。

冴子の手を握り締め、夕日を眺めながらそう思った。


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