着信メロディ
『おはよー、紗織』
『おはよ!!美咲』
美咲は同じ小学校から受験した
唯一の女の子。
肩までの黒いストレートで、
色白、目は少し細い。
ゆったりしてる性格で、
喧嘩はした事もない。
『秋休み終わったねー。』
『思うー。学校めんどいー。』
『てか、聞いて。まじ親がさ―…』
話してる間に通学バスの場所まで来た。
美咲の後に私が乗り込む。
ここはいつも馬鹿エロの駿が…
『さっちゃんおはよー!』
と声をかけてくる。
『おはよー駿。』
『さっちゃん、今日パンツ何色!?』
『馬鹿、うるさいよッ』
『駿肝ぃって!』
『お前に関係ねぇだろ、裕也!』
久保田裕也。
たまにメールがきたりして、
まぁまぁ仲のいい友達。
髪も今時で、顔もかっこいい。
ラグビー部だったけど、
なんとなくバスの中で話したりして、
接点はあった。
ただの友達のはずだったけど…