君の右手

お菓子が落ちた事よりも、今目の前にいる人の方に集中してしまう。


『あ。あんた今朝の』


朝、転びかけた花柄を助けてくれた人だった。


「あ‥あの!!今朝はありがとうございましたッ!!」

勢い余ったお辞儀をしてしまった。


『とりあえず、その落ちたお菓子拾ったら?』

「ぇッ!‥あぁ!!ほんとだっ!!」

急いで拾うとその男の子は前を開けてくれた。

『どうぞ。俺、もう払ったし』

「はっはい」

言われた通り前に出て会計を済ませていると、気がついたら男の子はコンビニを出ていた。



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