君の右手

男の子は指された袋を見て言った。

『あー‥まぁ‥』


どうしよう!
見るからに困ってるよー!!変な人だって思われてるよー!!(泣)


「‥‥」

『‥‥』

沈黙が続く中、口を開いたのは彼だった。

『ぢゃぁ俺行くから「だッだめッ!!」』

背を向けて歩き出そうとした彼の袖を思わず掴んでしまった。


「ぇッえっとッッ〜」

何も言えないでいる花柄を見て男の子は、はぁ〜っと溜め息をして体を向き直した。


『とりあえず、そこの公園に寄る?』


向かいにある公園を指差して言ってきた。

「はい」
小さく頷いた。


――――――――
―――――――――――

『はい』

「あ、ありがとうございます。‥あの、お金…」
『いいよ。そんくらい』

渡された自販機のジュースを受け取って私たちは近くの椅子に座った。


き、気をつかってくれたんだよね。やっぱり優しい人なんだ。

そぉ〜

こっそり隣を見てみる。
やっぱり、きれいな顔してるなぁー。肌しろーいっ。モテるんだろーなぁー。


色々考えてると目があった。

ギクッ!

『何?』

「ぅあ!っと、あのっ!すごいきれいな顔してるなぁって思ってッ」

『ふーん』

あ、あれっ?ぉ‥怒った‥の‥かな??

『自分の顔とかきょーみないから』

その一言が何だか冷たかった。



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