dreamrslovestory
そして出会ってから1週間が過ぎようとしていた

「今何してるの??」とか・・・
「今日は会えるかな??」とか・・・
知らない間に私は陸に1日1回は電話してた。。。

そして今日もいつもと同じ朝を迎えた
いつもどうり身支度して
いつもどうり家を出た

今日の空はどんよ~りしてる
でも駅の目の前が学校なんだから大丈夫だよね

空を見るのが癖になってきたこの頃
そして今日もあっという間にいつもの横断歩道
「陸いないなぁ 寝坊しちゃったのかな 早く行っちゃったのかな?」
でもよく考えれば何回も何回も青や赤に変わる横断歩道で
毎日バッチリ会うのは無理あるよね
そんなこと考えてる癖に私の足は止まったまま
このとき自分でも何となくわかっていた 自分の気持ち・・・

ポツ ポツ ポツ

嘘???雨降ってきちゃった・・・
「ヤバっ!!」
隣にいる人も前にいる人もみんな傘を開きだした
今日は運が悪いなぁぁ
陸にも会えないし・・・

そんなこと考えてるうちに涙があふれてきた
別に悲しいことがあったわけじゃない
でも・・・初めて自分の気持ちに気づいてどんどん不安に
なっていく。

「紅莉!!」
本当??陸の声だ!!
「陸っ!!!」
「なにしてんだよ バカ」
そう言って陸の肩にかぶせてくれた。
「ってかなんでいるの?俺今日寝坊しちゃってさ・・・」
我慢してたはずの涙が粒になって落ちて行った
「紅莉?どうした?俺なんか言った?」
声が出ないから大きく首を横に振った
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