“涙空”㊤
『うん…』

『本当にゴメンね…自分でも何…勘違いしてるんだろうとか思ったんだけどやっぱり美佐とは友達でいたくて昨日啓太に聞いた…美佐とは…ずっと友達でいたくて…でも…もうウチなんかと友達とはいたくないよね…』

『馬鹿じゃないの…そんな事で私が春奈と友達じゃなくなるなんて私も嫌だよ!私らはずっと友達じゃん!』

『美佐…ゥゥ…ゥゥ…』
春奈は声を殺しながら泣いていた。

『さっ!仲直りしたところで!彩と美佐と愛と百合と春奈でどっか遊びに行こ!』

彩が口を出す。

『あーいいね!』

みんなも口々に言う。

もちろんみんなオッケー!

私達は学校を出てマクドに向かった。
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