勝利の女神になりたいのッ!~第1部~
中学からずっと好きだった良君。
良君と同じ高校に進学したくて頑張った受験勉強。
高校生活スタートの一年生のクラスが良君と同じだったのは神様から頑張った私へのプレゼントなんて勝手に思ったクラス分け。
同じ中学の子がいないクラスで自然と良君と接点が深くなっていったんだ。
入学してから初めて男の子に告白された日どうしていいのかわからなくて良君に相談したよね?
その時良君が言ったんだ。
「俺を選べよ」って…
突然すぎてビックリしたまま動かない私を両腕で包んでくれたね。
あったかい良君の腕の中で私は嬉しくて泣いちゃったんだ。
「えーんッ」って声を上げて泣く私の頭を撫でながら言った「幼稚園児かよ」って良君の言葉はからかうような呆れたような言葉だけど声はとっても優しかったのを今でも覚えてるよ。