勝利の女神になりたいのッ!~第1部~


明日朝早く私を村に連れて行ってくれると約束してくれた左近さんは家を出て行った。


1人では心細く引き留めたいという思いを私は口にすることは出来ないまま彼の背中を見送った。


寂しい…



ねぇ、良君。


私がいなくなって寂しい?


それとも…


嬉しい?





私はひとりぼっちになっちゃった。


知らない場所


知らない人達


そして自分の世界ではない所で生きていかなきゃいけないのかな?







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