勝利の女神になりたいのッ!~第1部~
夕日が差し込む教室はあたたかいオレンジ色に染まってた。
だけど教室に漂うのは険悪な重い空気。
話が見えていない私はオロオロするばかりで3人の会話を聞くことしかできなかったんだ。
でも芽衣ちゃんが言った言葉が私の心に刺さったんだ。
芽衣ちゃんが怒る理由
私の為だったんだね。
鈍感でお子ちゃまな私を思って真衣ちゃんと争ってくれてたんだ。
ダメだね…
私って…
ホント何もわかってなかったんだね。