平安物語=短編集=【完】



しかし…院が心のどやかにお過ごしになるのは、やはり登花殿女御の側なのです。

天皇であった頃よりは周囲の目もうるさくなくなり、心行くままに仲睦まじくお過ごしです。

譲位あそばしたら、もしかしたら…と密かに期待をかけていた私でしたが、もうこれ以降は私達の関係が変わる契機も無かろうと、絶望したのでした。



< 129 / 757 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop