平安物語=短編集=【完】



「まあ、そんな…

内親王ほどの御方であっても、御帳台まで忍び込まれたら諦めると言いますのに…。」

「だから、文のやり取りも何もかも抜かして寝床にお通ししたと言うの?

私は嫌だと言うた筈です!」


ぴしゃりと言うと、さすがに乳母も恥入ったようでした。


何かあったのなら恥ずかしくて物も言えなくもなりましょうが、傍目から見ても無実なので、堂々としていられました。



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