平安物語=短編集=【完】



昼過ぎに目覚めた殿は、参内は諦めても中宮御所へは無理に参上しました。

そんな様を苦々しく見ていた私とは違って、宮様はいつも通り殿の身なりを美しく整えられます。

少しみっともなくしてしまえば良いのにと思ってしまう私は、やはり心が醜いのでしょう。

殿は、宮様の素晴らしさに心が痛まないのでしょうか。



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