平安物語=短編集=【完】



それ以降殿は、時々明け方まで中宮御所から帰らない日があるようになりました。

屋敷の人々も段々気付いてきますが、それを弾劾する人などいる筈もございません。

寧ろ屋敷の主の破滅に繋がりかねない秘密を、外に漏れないようにと誰もが口を閉ざしたのでした。



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