君といた日
出会い
眩しすぎる太陽

それとともに

生暖かい風

それでも絵を書いている

そうーー。

今は美術の時間

「紫ー青の絵の具
貸してー」

眩しい日差しが

当たるなか

友達…親友の

麻井李花

たぶん…一番の

理解者かな??

「青の絵の具とか
何に使うの??」

「紫あんた馬鹿ねぇ
空だよ!!空!!」

「紫」と呼んでいる李花

よく間違われるんだよね

「ゆかり」なのに

「むらさき」って

むらさきとか呼びにくいし
「空ってあんた…
今空の色白がかかった
灰色だよ!!」

いいじゃんかーって

言い返す李花

ちゃんとありのままを

書こうよ李花…

まぁアタシも人のこと

言えないか

だって生えてもいない

所から葉っぱ

書いてあるし

んーちょっと待てよ

何か今物凄く

気分悪い

気持ち悪い…

「紫あんた顔色
真っ青!!ヤバイって
お化けみたいだから早く
保険室行ってこーい」

はーいと付けたしながら

一人で廊下を歩く
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