男×男!?
最初は辛かったけどいつの間にか都合よく2人っきりになっていた。
「神楽手」
「悠ちゃん逃げるでしょ」
「逃げねぇから離せ」
「はいはい」
「あと、この姿でちゃん付けは止めてくれ;;」
「女の子でしょー」
「そぅだけど今は男っ――」
「あら認めた。――悠ちゃん?」
「何やってんだ;;」
「お人形さんが木の上にあるから…」
「誰がそんな事したんだ?」
「ん…。」
公園にいた今にも泣きだしそうな幼稚園児ぐらいの女の子が指差した先には3人の男の子がいた。
その男の子3人は笑いながらその女の子を馬鹿にしていた。
許さん……。
あたしの中のスイッチがONになった。