花火
春香、僕はこれからも輝きと静寂に満ちた世界で生きて行くよ。また誰かを愛するかもしれない、愛せないかもしれない、それはとても遠くの出来事の様で、想像もつかない。この世は喜びと悲しみに満ちているけど、今後どんなことが起きようと、お前を失ったことより絶望することはないだろう。お前と出会えたことより、輝くこともないかもしれない。
それでも春香、お前が見守っていてくれる限り、この生をまっとうするよ。例え花火の様に、儚く散りいく運命でも。
「春香、お前がいないことすらも、醍醐味と言うのかい?」
立ち止まり、答えを待ったが、もう返事は帰ってこなかった。
「返事は、来年の今日、この場所で教えてくれよ」

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