神威異伝





白月村唯一となる、外へと続く出入口…それは何十年も前に造られた大門。


木で造られた大門は、固く閉ざされている。



十夜がその大門の扉を押すと、ギッギイィィ…と音を発てながら外へと繋がる道を開いた。



その門を通ろうと、十夜が足を一歩進めた時―…






「待って!!十夜っ」




朝の静寂を切り裂くように、声が響いた。



思わず振り返った十夜は…自分を呼び止めた少女の名前を言った。




「理緒……どうして此処に?それに、その格好…」




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