恋愛スキル


「先生!?どうしたの?ずぶ濡れだよ?」

松浦は上半身を起き上がらせると、心配そうな顔で、隣に腰掛ける俺を見る。


そっと手を伸ばし、ベッド脇の棚からタオルを取り出すと、俺の頭にふわっと被せてくれた。


「ありがとな。なかなかの強風でさ、傘飛ばされちまった」

俺がにっと笑うと、松浦はぷぅっとほっぺたを膨らませ、

「もう!ちょっと信じちゃったじゃん!先生のバカ!」

と、布団に潜り顔を隠した。


俺が慌てて謝ったけれど、彼女は黙ったまま微動だにしない。


「??……松浦?苦しいのか?」




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