コンビニラブ
お腹も胸も、
幸せでいっぱいと言わんばかりの伸治は、

店に入り、バイトくんと目を合わせた途端、

なんとなく、余裕な態度で接していた。


だけど、
全く悪びれた色もなく、
いつもと変わらぬ態度のバイトに、

「あのさ、なんか俺に言うこととかない?」



いまどきの若者とは、よく言うが、
自分だって、たいして歳が変わらないのにと、
この違いが何なのかを、不思議に思いながら、
つい、たずねていたのだった。


「え?あー、今日はあんま客足が良くないっすよ。」

「あぁ、そうなんだ…(そうじゃなくって、)なんで?」

「なんですかね?」

「…あのさぁ、最近なんかさぁ、」

「あ、どっかで祭りっすかね?」

「あ〜。…でさ、おまえさ、」

「はい?」

「客、ナンパした?」

「まさか!しないっすよ!」

「え、情報入ってきたけど。」

「誰っすか?」

「ほら、いつも来る、俺の友」

「あ〜!あはは、変な言い方しないでくださいよ〜!ちょっと声かけただけっすよぉ!」

「同じだろ。」

「だってあの人彼氏いるんでしょ?前、言ってたじゃないっすかぁ。」

「?」

「なのにいつも一人だから、彼氏いるんすよね?って聞いたんすよ!そしたら、嬉しそーに“いるよっ!”って、目ぇキラッキラさせて…」
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