コンビニラブ
(なんだ、由衣の勘違いかぁ!確かに声はかけられたけど…ま、このことは黙っておくか!)


さっき、由衣の家で漂った薫りは、
“やはり、嫉妬なんだ”と、
確信する伸治だった。


そして、

「ま、あの子の男がさ、すぐにキレるらしいから、気を付けろって言っとこうと思ったんだけど、…なら、大丈夫だな。」


ごまかしたにせよ、
自分で言いながら、恥ずかしくなり、
顔が赤くなってくるのが分かる。


(絶対、俳優にはなれないなぁ、俺。)



でも、
伸治が感じた危険な薫りは、
あながち、間違いでもなかった。


もともと、ノリはギャルっぽかった由衣。

友達を思い出しても、あの(ちひろ)通り。


バイトくんのテンションも似たようなモノで、
この二人の、
気が合わないワケがなかった。


伸治が、きちんと釘を打っておかなかったせいで、
話は、思わぬ方向へと進んでいく…
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