コンビニラブ
《「ちょっと待ってください!番組中、大スクープですよ!もうホラ、スタッフが騒ついてましてですね!テロップが間に合わないとかで、突然のカミングアウトに、私もどーしたら良いのか!!」

「あー、すみません。」

「いやいや良いんですよ!大歓迎なんですよ!ただ、どこまで聞いたものかと…すみませんね〜!私の腕にかかっているみたいですね〜!」

「あははは。」

「え、ズバリ聞いても良いですか?」

「はい。」

「では、あえて、その女性を彼女と言うことで話を進めても良いですか?」

「あ〜。でも、向こうの問題もありますもんね…」

「え?!彼女は一般の方ってことですか?」

「え、えーっとぉ…」》


アキラはキョロキョロと周りを見渡しはじめた。


《「業界の方ですか!?!?」》


バレて当然のアキラのリアクションだった。


今、やっと気がついたのか?
わざと、そう演じたのか?


さすが、若手有力俳優だと言う感じだった。
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