いちごみるく
そんなことを考えていた時だった。



はる君がいきなり、


「そーえば!!おじさんとおばさん元気~?」


ニコニコしながら私にそう聞いてきた。



聞くのも当たり前だよね。


家隣同士だったからお互いの家族の仲良かったし。




でも私ははる君の問いに、聞こえなかったフリをした。



何事もなかったように窓の外を見ながら、「あとどれ位で着くの~?」なんて言った。



涙を隠して、声が震わないように話すことで精一杯。



はる君も特に気にした様子はなく、「あとちょっと~♪」なんて言ってくれた。



はる君ごめんね。きっとまだ昔の事うまく話せないから...。
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