先生愛!




どうしよう…







ずっと考えていたけど,何も思いつかない。







気がつくと,もう深夜の12時を過ぎている。







早く寝たいのに…







でも痛い…どうすることも出来ない…







自然と涙が溢れてくる。







お母さんやお父さんにも,

どうするの?!

と急かされ…

でも…そんなに急に出来ない…もん…







痛みと憤り,戸惑い…様々な感情が入り混じった涙が溢れ出る。










結局一番希望のある方法は,リクライニングのできる椅子に,足を置く部分に布団を積み上げて寝ることだった。







とりあえず,積んで寝てみるものの,寝られない。痛すぎて。







「もぅ…っ…立って寝るっ…!!」


苛立ち,叫んだ。







「本当に立って寝られるわけないでしょ!!」

母に怒鳴られた。





でも…そんな怒鳴られたって……!!


この痛みは誰もわかってくれない。







自分にしか知り得ない痛み。


そう,悟った。







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