先生愛!



決めるまでは優柔不断だけど,一度決めた事は信念を貫く。

それが私の,ポリシー。







部屋を出て,下に降りていった。







キッチンで夕食を作っている母の背に話しかけた。




「お母さん。私,決めたよ。」


「ん?何が~?」


軽快に野菜をきるトン,トンッという音が,キッチンに響く。
そしてそれが空調をあわすかのように,時計の秒針の音と一体化した。







「あのね,私,手術する――。」




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