ライアープリンセス~偽りのお姫様~
小さなライトを就け、羽織るものを探した。
疲れていたのか、テレビも点けっ放しで眠ってしまっていた。
「こんな時間に…何…。」
変な胸騒ぎがした。
おぼつかない足取りで、ドアを開けた。
「申し訳ございません。」
その胸騒ぎは、私の心臓をドキリとさせた。
健斗さんが、慌てていた。
きちんとボタンがはめられていないシャツ。
セットされていない髪。
瞬きばかりの目。
「どう…したの?」
体中が震える。
「旦那様が…。」
お祖父さま、が?