ライアープリンセス~偽りのお姫様~
だから恭介さんとのことを話して聞かせたり、…試すようなこともしたの。
でも…。
あなたは変わらなかった。
いつもとおんなじ声のトーンで私に笑いかける。
そしていつも、ヒントをくれていたんだよね。
『何も変わりませんよ。』『夢叶様はそのままでいいのですよ』
そう、そうだった。
私を思い、信頼を寄せていてくれる人はいつも側にいたんだよね。
音もない静かな部屋に、二人だけの時間がゆっくりと流れる。
静かな風が吹いているように。