ライアープリンセス~偽りのお姫様~
永遠に続くかと思われる、長い長い廊下を歩く。
私と健斗さんだけ、お祖父さまの部屋へ呼ばれた。
大きすぎる壺も、壁に掛けられている肖像画も見ているようで、ただ流れていく。
…どんな話しが待っているのだろう。
私の前を歩く健斗さん。
そしてその前を車椅子で進むお祖父さま。
若くはない、これまた執事のような人が慣れた様子で押している。
髪をオールバックにまとめ、細い体。
充分いまでもイケているが、もっと若い頃はかなりの美男子だったことは十分想像できた。