ライアープリンセス~偽りのお姫様~
「今日は、お買い物に出掛けましょう。」
「え…?」
ポカン、と私を見つめる。
「いいの…?」
「はい、泰明様が色々必要な物を揃えるように、とおっしゃっておりました。」
「わぁ、嬉しい!」
とろけるような笑顔。
「大体の物は用意してありますが、後は夢叶様のお好みの物を…ということです。」
私の話しなど耳に入っていないのか、目を閉じたままだった。
でも頬は緩み、楽しそうに映った。
「あ、でも健斗さん。」