『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』
・・俺の口から教えるべきじゃね~な。
「七海ちゃん、本気で海渡兄のこと好きになっちゃうかもね。
今頃、海渡兄の車で、あ~んなことや、こ~んなこと、
してるかもね」
「あんなことやこんなことって、どんなことだよ!!」
「今、お前の頭に浮かんだようなこと」
・・あ、陸渡の顔が青白くなってきた。
生まれてこのかた、いつも俺様陸渡に子分のように付き従ってきた俺が、
こんな風に陸渡をいじめる日がくるなんて、夢にも思わなかった。