『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』
陸渡は肩を抱いたまま、私を覗き込むような体勢になってて。
やだ、なんか恥ずかしいんですけど。
間近で見る陸渡の顔は、日焼けしたたくましい肌をしてて。
鼻筋がすっと通ってて、見事な二重。
かっこいいっていうよりも、綺麗な感じがした。
落ち着け、心臓!
ドキドキを無視しようと、ハンカチで陸渡の頬を拭こうと傷に集中すると・・・。
・・・結構ひどかったんだ。
目に当たらなくて、良かった。
改めて、自分の軽率な行動に自己嫌悪。
「あの・・」
「なんだ?」