『短編集』
「こういうことはさ、
本人同士で話し合うもんじゃん?」
タクミの言葉が、ぐさりとあたしの胸を貫く。
そっか。
あたし、
関係ないってことか・・。
「そ、そうだよね。
あたし、関係ないもんね。
うん、伝えとく。
マナは、いい子だから。
よろしく!」
今にも涙があふれそうで、
早口に言うと、
タクミに背を向けて、
屋上を後にする。
マナはいい子だよ?
けど、
けど、あたしだって、
タクミが好きなんだよ!