いつかリンゴの木の下で
「3-Cの鈴木健二くんは~
妄想好きなホモで~す!!」
「ば、ばかっ!な、なに言い出すんだ、バカタレっ!」
僕は、あわててリエの口を手でふさぐ。
「んん~っ!!」
リエが暴れる。
はぁ…。コイツはホントに、まったく…。
「わかったってば。話すから。
な?おとなしくしろってば。」
僕の言葉を聞き、リエが、ニヤっとピースサインをする。
はぁ…。
言うんじゃなかった…。
コイツにだけは。
僕は、小さくため息をついた。