幼なじみは先生


ドキドキドキドキ

今になって胸が高鳴る。
ガタンゴトンっ

只今、ジェットコースターに乗っています!

あたしの顔はジェットコースターが動くにつれて冷や汗が出てきている。
こっ怖い(泣)

ん?じゃぁ、なんでジェットコースターに乗ったかって?
ほら、怖いけど乗ってみたいっていうのだよ…

ジェットコースターはすでに落ちる寸前までにきていた。

そしてジェットコースターが止まる。

ひいイイイ〜
いつ落ちんのよっ!

すると、いっくんがこちらを見た。

『真白、怖いのか?まさかなぁ〜?自分で乗りたいっていったのに』

「こっ怖くない…キャーーーーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜◇△◎△◎◇」

――――――――――――――。


『真白、どうした?』

「えっ!なんでも」

『だったら、なんで立たないんだよ』

うっ!?

言えるわけないじゃん、あまりのジェットコースターの迫力に腰を抜かしたなんて!

『はぁ、ほら』
いっくんはそう言って、あたしに背中を向けた。
…?

『おぶってやっから、早く乗れ』

え!

「いいいいいよっ!立てるから」
あたしは顔を赤らめながら言って否定する。
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