幼なじみは先生


『俺だったら』


「え…?」


『俺だったら、好きな女を泣かせたりしねぇ』


真剣な顔つきであたしの方を見つめる


「連…?」

『泣かせたりしねぇし
幸せにする』

『だから』

連はそう言うとあたしをぎゅっと抱き締めた

突然のことにどうすればいいか分からない

"だから"

その言葉の続きは何…?
連がハッとした顔をして離れた

『ごめん…』

何を言おうとしたの…?
続きが気になる

『もう7時半だし遅ぇから送る』

「い、いいよ」

どうすればいいのか、分からないよ…

『いいから送る。家どこ?』

「ごめんね、ありがとう。けど、家近いから」

あたしはもう一度謝ると公園から出た


あ…


いっくんのジャケット…

持ってきちゃったんだ


ううん、持ってきちゃったんじゃないかもしれない。


あたしはわざと"持ってきた"んだ…
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