幼なじみは先生


「はい、では問題です。ILOVE YU を訳してみてください。伊藤さん、お願いね」


え、I LOVE YU って私は貴方のことを愛していますじゃなかったけ?


「私は貴方のことを愛しています…?です」

曖昧な笑みを浮かべて席を立って席にまた腰を下ろした


「はい、ありがとう。けど昔の人はI LOVE YU をこう訳していました。"星が綺麗ですね"と…さて、宿題です。この一週間で何故そう言っていたのかノートに書いてきて下さいね」


そうして授業が幕を開けた

星が…綺麗ですね…か。
「…んー。」

何でだろう…

それから授業が続き昼になった

窓をボーっと見ていると頬に何かが刺さってきた
「む?」

横に振り向く

「真白、お昼食べよう!すみれも誘ったんだけど委員会らしーんだ」

杏はそう言うといつものように無邪気な笑顔を浮かべた

< 249 / 402 >

この作品をシェア

pagetop