幼なじみは先生


――――――
――…


バタンッ


「いっくん、今日はありがとね!」


笑顔でいっくんの顔を見る


『おう、こっちもありがとな。今日のはそのお礼っつーことで金返さなくていいからな』


「けど…、そんな」


『いーからな!じゃ。明日な。』


窓ガラスを上にあげて笑みを浮かべるいっくん


あ…!!話まだっ


けどそんな思いをよそに車はもう行ってしまった

キキーッ


「あっ…おやすみー!」


ブンブンと車が見えなくなるまで手を振る


「…家、入ろ」


ガチャッ


「真白〜!!おかえりぃ!」

靴を揃えていると急にお母さんが来た


「ただいま。お父さんは?」

「パパならリビングで寝てるわ…疲れちゃったみたいなの」

「そうなんだ…」

お父さん大丈夫かな…

なんて思っているとお母さんが少しニヤニヤしながら聞いてきた

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